義父と同居することになった
結婚してから2週間
綾美は夫・裕樹との幸せな日常を想像していたが
現実は残酷だった。
投資に失敗した綾美が作った多額の借金。
新婚早々、2人はその返済に追われる。
経済的な余裕はなく、幸せとは程遠い生活だった。
そんな中、裕樹の義父が訳あって3ヶ月だけ2人と一緒に住むことになった。
綾美は義父の底知れなさが恐ろしく、彼に苦手意識を持っていたが
生活費を援助してもらえるから、と夫に説得され、
仕方なく了承する。
こうして3人の共同生活が始まった。
しかし義父は、意味もなく2人の愛の巣に転がり込んだ訳ではない。
彼は、若く豊満な綾美を狙っていた。
ある日、綾美の義父に対する警戒心がだいぶ和らいでいた頃、
彼は綾美の借金返済のために、1つの提案をしてきた。
「本当に….いいんですか?」
「あぁ、もちろん」