【耳かき・耳舐め】うたかたの宿 初冬の囲炉裏【バイノーラル・癒やし】
■プロローグ
季節は初冬。
男は宿の予約をしていた。
その宿は人里離れた田舎町……秘境と言っていいほどの山間にあった。
木枯らしが吹き、閑散とした村には寂しく小川の流れる音だけが聞こえる。
男は一人、その中を宿を目指し歩いた。
宿に着いたが出迎えには誰も来なかった。
だが、これまでも数度利用しているだけあって、いつもの部屋へ行き荷物を置き寛いだ。
すると、しばらくして庭から竹箒を片手に見知らぬ女性がこちらをジっと見ているのに気付いた。
【竜胆】
「お……もしや、ご予約の方ですか?」
男は黙って頷く。
【竜胆】
「となれば……ふんふん、ああ……そういうことですか。なるほど、合点がいきました。」
従業員と思わしき女性は、男の隣に何食わぬ顔で座り話しを続けた。
■作品構成[収録内容]
全篇:64分
・夕の部
1:お掃除の最中(3:17)……掃除の最中、あなたを見つけた竜胆は掃除をやめてあなたのとなりに座り、つらつらと話しを進めます。
2:初冬の所感(4:34)……竜胆による初冬の所感はどことなく、普通の人とは違うようです。季節とはまた別の趣があるのだとか。
3:右耳かき(8:25)……右の耳かき。竜胆によるゆったりと会話の中、初冬らしい内容の会話がゆっくりと続きます。
4:左耳かき(9:58)……左耳かき。大人のとき、小さいとき、時間の流れの違いについて……竜胆は損をしていると感じているのだとか。
5:また後で(1:10)……また、後で。どうやら竜胆は特別ななにかでおもてなしをしてくれるようです。
・夜の部
1:離れへ(1:59)……あなたの部屋を訪れた竜胆。一緒に離れへと向かいます。
2:初冬の囲炉裏(3:44)……離れで囲炉裏を囲んでの談話。炎のゆったりとし音、そして空間の中……竜胆は記憶に残る思い出を作ろうと寄り添ってきます。
3:右耳舐め(13:46)……右耳舐め。たっぷりゆっくりとした耳舐め。竜胆はあなたを竜胆なりにおもてなしするようです。
4:左耳舐めとお世話(13:37)……期待させただけで、そのままは酷ですよね……と竜胆はあなたをたっぷりとお世話してくれます。
5:おやすみなさい(3:30)……囲炉裏の傍、肩を寄り添って共におやすみなさい。また、明日……
■作品ポイント
・たっぷりゆっくり……会話はゆっくりと、そして耳舐めは激しくないたっぷり時間をかけたゆったりとしたものです。一定の間隔、睡眠するには最適……かもしれません。
・囲炉裏の自然音……囲炉裏の火の自然な音、それを背景にゆったりとした耳舐め。あなただけの空間の中、素敵なお世話をされちゃいます。
・全てバイノーラル……全篇を通じてバイノーラルで収録しております。目を瞑り、布団に横になり、音に集中して頂き、この世界に是非没入してください。
■出演
竜胆:奏雨様
■同人音声サークル「うたかた」Twitter
■制作
サークル:うたかた
シナリオ,編集:尼子直次
イラスト:池谷神楽