美人●っ払い上司を孕ませてやった話。
「ほら〜っ。もっと飲みなよ〜っ」
少し酒癖の悪い俺の上司の川島綾はビールジョッキ片手に身体を寄せる。
お酒に弱い癖に飲むのが好きで少し厄介なタイプだ。
それでもこうみえて仕事は優秀で俺と歳も一つしか変わらないのに異例の出世をしている。
それでいてとても美人だ。
営業先の企業のお偉いさんからいくつかの見合い話をもらうくらいに彼女は出来た存在だった。
一方、俺は普通のサラリーマン。
特に成績が良い訳でも無く、悪い訳でもない。
大学時代に出来た初めての彼女と将来に向けて頑張っている。
川島綾とは全然違う、手の届かない存在。
そう思っていた。
ある日、酔い過ぎた上司を仕方なく自宅に泊める事に。
女性を泊める事には抵抗があったが、あの川島綾だ。
変な事なんて起こるはずもない。
だが、彼女は突如として俺に身体を委ねるとこう言った。
「お願い……私を孕ませて」
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イラスト:北風つかさ